狂おしい季節
私の近況をかいつまんでお知らせしよう。
休みに入ったからといって更新が活発になるというわけもなく。
むしろ雑用にかまけ、更新が停滞するいつものパタアン。
これではいかんと一念発起し、この状況を打破しようとするはずもなく。
挙句精神の病まで併発し、本人も気づかぬうちに奇声などあげる始末。
キェエエエ!
さながら春を待ち焦がれて鳴く鳥の如し。
とはいえ、これをこのままにしておくわけにもいかぬ。
気づけばなにやら近隣諸氏の目も厳しい。
これにはほとほと困り果てとうとう医者に行くことを決意す。
「今は丁度狂おしい季節ゆえ、君のような患者が沢山来て困る」
説明しながら鉛筆をバリバリかじる医者も、狂おしい季節の患者のようだ。
医者の不養生とはよく言ったものだな。
古人の叡智に感服しながら私は医者から薬を受け取り、帰路についた。
ところが家に返り、医者から受け取った薬を開けてみて驚いた。
薬の袋には、支払ったはずの金がそのまま入っているではないか。
要するにこれは、この金で別の医者に診て貰えという事なのだろうな。
そんな風に私は狂おしい頭で考えた。